メニュー

院長のコラム

身体の痛みや痺れの症状

一覧に戻る

寝違い

 首の骨(頚椎)は7個で、その下に胸の骨(胸椎)が12個連なる形状になっています。その胸椎の2番と3番ラインに、著しい骨のズレを確認します。ズレた骨は筋肉を、押し込み引っ張りと硬くさせます。時間の経過と共に筋肉の硬さがピークを迎えた時に、関節の動きをロックします。首が痛くて動かせなくなります。これが寝違いの原因です。

 痛いと不自由ですが、仕事や学校を休む程では無いと思います。暫くの間を大人しくしていると、少しずつ筋肉が緩んできて、痛いながらも何とか首が動かせる様になり、更に数日後には元通りに回復して来ます。

 当然の事に皆さんは、今迄通りに身体を使い出しますが、骨盤の歪みと胸椎のズレはそのままです。そのままの状態で身体を使っていると、前述した負の要素が起こってきます。

 寝違いが癖になっていて時折やってしまうと云うのは、この事が原因しているからなのです。

 寝違いを起こさせない為には、骨盤のバランスを整えてから、胸椎の部位に更なる緩みを入れて、硬結している筋肉に新鮮な血液を送り込むのです。筋肉が柔軟性を取り戻せば寝違いを繰り返し起こす事は無くなります。

 後に大事なのは、疲れが溜まってきた時にタイムリーな治療を受ける事です。

一覧に戻る