院長のコラム
身体の痛みや痺れの症状
椎間板ヘルニア
慢性の腰痛から、ある時に、今迄とは違う『超ド級』の痛みが襲って来た。身じろぎも出来ない。トイレに行きたいが動けない。地獄の様な痛みに耐えて何とか用を足した。こんな経験をされた方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。それでも何日間か安静にしていると、痛いながらも少しは動ける様になり、状態の根本を知るべく整形外科を受診。色々な検査の結果、「椎間板ヘルニアですね」との、耳障りの悪い診断を受ける。
自分もついに椎間板ヘルニアの仲間入りかと、先行きが暗く不安な気持ちに陥る事に。
整形外科での治療が始まり、先ずは服薬治療が主で、鎮痛剤・筋肉を柔らかくする薬・血液の流れを良くする薬・が処方され、上記の薬にプラスして胃薬が処方される。先の3種類の薬は成分が強く、胃への負担が大きい為に胃薬が処方される事になる。
鎮痛剤により少しは痛みが薄らぐのかな?ですが、そう簡単には回復しません。それどころか、強い薬の成分が、胃腸や消化器系の臓器に負担をかけます。お腹の張りが強くなり、それが、胃の真後ろ辺りの背中の筋肉に、更なる強張りを作ります。骨盤の歪みで強烈なダメージを受けている筋肉に、ダメージの追い撃ちが係るのです。得体の知れぬ強烈な痛みと、胃腸の不快感に悩まされる結果に。この経験をされた方が、世の中に沢山いらっしゃる事と思います。
身体の筋肉は、骨のバランスが整う事で、本来の柔軟性を取り戻せるのです。服薬しても、薬が骨のバランスを整える事は不可能だと思います。それは筋肉の柔軟性を引き出せないので、服薬しない方が身体には得です。
痛みの酷い時は、十二分な休養を摂る事が一番大事です。その状態になる迄に、とんでも無い負担を身体に掛けて来たのですから。
休養が足りて来て、ゆっくりながらも、立って歩ける位になったら、骨盤を整える治療に専念して下さい。自身の自然治癒力を高め、身体に優しく確実に治していくのです。治療をする人の技術にも差が有るので、何回で治るとは云えませんが、自然治癒で椎間板ヘルニアを克服したら、最高の勝ち組です。
私の治療所では、週に一回の治療で、5~10回程治療に来て頂きますと、完治の方向になります。患者さん達も大喜びです。内臓やその他の体調も、総合的に良くなって来て、一石何鳥の得を取る結果となります。