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院長のコラム

身体の痛みや痺れの症状

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膝痛

 膝の痛みを訴えるのは、特に中高年の女性達に大変多いと思います。

 長年に渡り、仕事に生活にと一生懸命に身体を使って、そこへ静かに老化現象も手伝って来ます。これだけでも膝痛を起こす要因は有るのですが、骨盤の形状にも大きな要因が有ります。女性の骨盤は、出産と云う大仕事をする為に、男性の骨盤に比べて、縦が浅く横に広い形状になっています。それ故に、大腿骨の骨頭が骨盤にはまる臼の部分が浅くなり、足に負担が掛かり易いからなのです。

 これらの要因に、骨盤の歪みによる筋肉の強張りが増強して、太い血管やリンパの流れを圧迫して、水が溜まるや痛み痺れの症状になってきます。

 膝が痛いのは、膝だけの事では無く、臀部から大腿の後側、前面では鼠径部(足の付根)から大腿の前面の筋肉群が、パンパンに張りつめています。勿論の事に膝から下の筋肉も同様です。この強烈に張りつめた筋肉群を緩めなければ、毛細血管の良行活性による、自然治癒力を充分に引き出せ無いのです。

 大方の皆さんは、数多の診療機関を受診するも、膝の局部だけを施療する治療法や、膝の内部に注入する等の、治療を受けている事が殆どだと思います。

 治りたい一心にて、治療に通うものの、症状が改善せずに経年されている方が多い。中には、膝が変形したなんて残念な方もいらっしゃいます。身体のどの部位でも、変形させてしまうと、どんなに骨盤から全身の骨格バランスを整えても、変形は元に戻せません。

 まず大事なのは、50代半ば~60代位の頃に、膝の違和感を覚えたら、速やかに、骨盤・骨格を整える事なのです。ダメージの少ない初期の頃なら、症状が早く治癒してくれます。

 その後は必要に応じて、タイムリーな治療を受ければ、大事にはならないです。

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