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院長のコラム

身体の痛みや痺れの症状

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野球肘・テニス肘・腱鞘炎

 肘の故障として、とても良く耳にするのが野球とテニスではないかと思います。ボールを投げる時やラケットを振っている時は、かなりの圧力が肘の関節に掛かっています。それにより肘の故障を起こす人が多く出るので、野球肘・テニス肘と故障の俗名が付いたのだと思います。とは云え、どんなスポーツでも腕は相当に使っているのが事実で、それなりの故障者が出て来る事と思います。

 では、文化部系の動きではどうでしょうか?
 楽器を演奏する方達は肘を曲げた状態で長い時間の練習をします。静かな動きですが、肘の関節に疲労物質の乳酸が溜まります。華道部・茶道部・パソコン部等の文化部系の人達にも、肘に負担を掛けている事は多分に有ります。

 問題なのは、日常生活をしている中でも肘の腕尺関節(小指側の延長部)に負担を掛けている所へ、激しく使ったり、長い時間で使ったり、それが毎日の様に使う事で、腕尺関節に取り巻いている、靭帯や腱が強張り、肘の関節全体が、深部から表層の筋肉迄パンパンに張りつめています。幾ら若い人でも使いすぎると故障の原因となるのです。

 練習やゲームの後に、骨盤・骨格は勿論で肘の関節を緩める事が大切です。故障も少なくなり、プレーの成果も上がります。

 緩んだ身体は必然的に運動能力が上がるからです。チームメイトで治療して下さい。

 腱鞘炎に関しては、前記の症状が当てはまり、その方が非常に手を良く使う仕事なり、作業なりと、肘の関節の負担にプラス、手首の関節にも継続的に強い負担をかけて、前腕が棒の様に硬くなっている様な人達に起きるのです。超満員電車の中でギュウギュウに押し込まれている様な状態が前腕の中で起こっているのです。

 肘や手首の関節と筋肉の強張りも、骨盤を緩めるだけで嘘みたいに柔らかくなります。更に局部の関節を緩めるとユルユルです。重だるく、痛い感じが嘘みたいに消失してしまいます。

 是非とも、練習の終わりにチョット時間を作り、生徒同士・仲間同士で骨盤と骨格の手入れをするのです。色々な目に見えない得が身体を通して沢山出てきます。顧問の先生も学生達と一緒に治療を行って下さい。

 治療技術が上達して来た皆さんは、家族も親戚も知り合いのオジちゃん・オバちゃんも治療してあげて下さい。若い皆さんの力で日本人を元気にして頂きたいです!!

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