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院長のコラム

自律神経の乱れによる症状

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風邪を引き易いのは何故

 骨盤の歪みは、背中側から見て脊柱(背骨)を逆S字状に湾曲させます。首から下、背中の半分位迄の部位(肩甲骨から胃袋の真後ろ位)を、緩やかに右側にカーブさせ、そこから下の腰の筋肉になる部位を緩やかに左側にカーブさせます。

 この状態は、脊柱の湾曲により背中の筋肉の著しい強張りを作ります。深層部の筋肉から表層部の筋肉迄、カチカチに凝らせているのです。肩も当たり前に凝っています。

 背中側の呼吸器系の範囲は、首から下の、左右の肩甲骨の一番下を結んだラインです。

 前側では肋骨と肋骨の隙間の、肋間筋が強張りを作ります。これも正に呼吸器系です。

 背中側の腕の付け根から上腕三頭筋(力コブの裏側)の強張りに、肘関節の歪みによる前腕の筋肉の強張りも呼吸器系の範囲になります。

 大雑把に云うと、オッパイの下のラインを一周した上の部位と左右の腕が呼吸器系です。

 元々に呼吸器系の弱いタイプの人や、活力の少ないタイプの人は、風邪引きシーズンの前に色々と予防策を張るものの、例年通りに風邪を引いているでしょう。

 下手をすると、一冬に2回も3回も、なんて方も多いのではないでしょうか。

 前述した部位が強張った状態は、風邪を引き易い付帯条件となっているのです。それが免疫力や自然治癒力をも低下させているので、ダブルパンチを喰らうのです。

 骨盤の歪みを正して、強張った呼吸器系の状態を解除させないと、良い結果に繋がりません。だから、どんなに予防策を講じても、風邪を引いてしまうのです。

 私の治療院に見える方達は、老若男女の皆さんが、殆ど風邪を引きません。治療をさせて頂く私にとっても嬉しい限りです。

 皆さんも骨盤・骨格のバランスを整えて、自分の持っている免疫力と自然治癒力をフルパワーにして、強い自分を取り戻すのです。

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