院長のコラム
自律神経の乱れによる症状
小児喘息(喘息)
この症状も正に呼吸器系そのものですが、風邪を引き易い人の項で記述しました身体の部位の強張りが、喘息を起こすと考えて良いと思います。但し悪い条件のプラスとして、喘息を起こす人の特徴を挙げてみます。・生まれ付き呼吸器系の機能が弱い
・骨格の歪みが強くなっている
・深層部の筋肉迄が硬直している
一般的には、小さな子供達の骨盤がズレて筋肉が硬くなっているとは、どなたも思わないでしょう。ウチの子は弱いタイプなんだ、お医者さんに診て貰うしかないと、思っている親御さんが殆どだと思います。
以前に、患者さんから相談を受けました。「うちの6歳の娘が得体の知れぬ熱を出すんです。大きな病院2ヶ所で検査して貰いましたが異常は無いと言われました。」異常が無いのは、とても身体には好条件です。心臓や肺に欠陥でもあったら大変です。そこで私の発言は、「骨盤・身体のバランスと考えましょう。」
すると、お母さんは、「だって先生まだ6歳の子供ですよ⁉」ここで皆さんは騙されるのです。そんな小さな子供が歪んでいるのと。娘さんを連れて来たお母さんと一緒に、左右の足の長さ、背骨のライン、背中の筋肉の硬さを確認して貰いました。
初めての治療後に、得体の知れぬ熱が出ません。都合、2回か3回程治療させて頂きました。彼女はその後、中学の部の全日本のスキーの選手として活躍しました。
似た様な6歳の男児の話ですが、咳をし出すと熱が出てしまう。お母さんはその都度、お医者さんに連れて行く。因みにお母さんは看護師さんです。毎回お医者さんに行くのも、正直に云えば面倒臭いですが、行かざるを得ません。6歳になるまでの数年間、同じ症状を繰り返していたそうです。
1年生に上がる半年前位に治療に見えて、保育園の年長時と1年生の時に熱を出したのが、2回位でした。2年生では熱を出さず、風邪も引かずに、元気に過ごしています。
小さな子供達の体内は、若いエネルギーが溢れて、これから大きく成長して行こうとする、新鮮な細胞と血液に満ち満ちています。
お父さん、お母さんが、我が子の骨盤と骨格を整えて、素晴らしい体内の力を引き出して下さい。毛細血管の活性化が、自然治癒力と免疫力を格段に上げてくれます。
自分の体内の力で自分を治してこそ、本当に治ったと云えるのです。