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院長のコラム

骨盤・骨格・筋肉の特徴

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筋肉の凝り・強張りの特徴

 骨盤と骨格の歪みに同一性が有る為に、筋肉の凝り・強張りにも、同一の部位に症状が出ると云う特徴が有ります。

 先ずは、上半身から観察していきます。

 ◎首の後側の筋肉では、右側の筋肉内に人差し指位のスジ張った凝りがいます。逆の左側の筋肉内には親指位の太い強スジの凝りがいます。観察し易い部位ですから、自分の首を確認してみて下さい。右側と左側の違いが明らかに解ると思います。

 ◎続いて、代表的な肩凝りです。肩の凝りにも、首の筋肉と同じ様に、右側よりも左側に強い凝りが出きます。それは、背骨の上部が右側に湾曲する為に、左側の肩回りの筋肉が右側に引っ張られるからです。最初に左手で右側の肩を優しく押してみて下さい。その感触を良く覚えてから、今度は右手で左の肩を優しく押してみます。静かにゆっくりと比べると、違いが解る筈だと思います。

 ◎次に背中の筋肉を確認します。

 背骨が逆S字状に歪む為に、背中の脊柱起立筋(背骨の両サイドの縦に筋張る筋肉)が、背中の上部では、左側よりも右側に強い凝りが出きます。背中の真ん中より下部の、腰の辺りでは、右側よりも左側に強い凝りが出きます。相手をうつぶせにして観察してみて下さい。

 因みに腰の部位でなら、自分の筋肉の張りを確認出来ます。まず先に、右側の腰部の筋肉を右手の親指で押します。どの位の張りが有るか良く感じて下さい。そして今度は左手の親指で左側の筋肉を押して下さい。筋張った筋肉の太さと硬さの違いが解る筈です。

 ◎続いて、お尻と大腿の後側の筋肉を見ていきます。最初に踵や親指の爪先を合わせて足の長短を見て下さい。短い足の方が、お尻も大腿も筋肉の張りが強く出ています。足が上に引っ張られている分、筋肉の緊張が強くなるからです。反対側の筋肉の緊張は、ほんの少し緩い位です。良くじっくり比べると解ると思います。

 

 ◎最後に前腕(肘から下の手首迄)を確認します。手の平を上に向けて、腕の折り目から手首迄の中心を、上から下へと反対の親指で押して下さい。中心に筋張ったゴリゴリがいます。これが前腕の凝りです。比較的にどなたも腕が痛い迄は感じてないので、前腕の凝りに気が付いていない方が多い様ですが、間違い無く左右の腕にいます。個人差は有りますが、触診して納得出来ると思います。

 先ずは自分の腕で確認してみて下さい。

 運動では勿論の事、デスクワークや携帯の操作、日常生活で腕を使っている等で単純に前腕の凝りは出てきます。

 

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